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緊急セミナー>ODA改革〜過去の検証を通じて未来へ (2010年6月16日)
緊急セミナー:ODA改革〜過去の検証を通じて未来へ
厳しい財政状況の中、また、途上国における乱開発の弊害が加速する中、ODAは
もはや「額」をつみあげる時代ではなく「質」を追求する時代となりました。
外務省は現在、ODAの見直しを進めていますが、抜本的な改革のためには過去の
ODAの検証およびそこからの教訓の反映が欠かせません。このたびODA改革に向けた緊急セミナーを開催します。
- 日時
-
2010年6月16日(水)17:20〜18:45
- 場所
- 衆議院第2議員会館 第3会議室
住所:東京都千代田区永田町2−1−2
(最寄駅: 国会議事堂前駅 永田町駅)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
- プログラム
- *当日の全ての資料のPDF版はこちらから
-
1.開会・イントロダクション >発表資料(PDF版)
2.ODA見直しに向けた最新情報
田辺有輝/「環境・持続社会」研究センター(JACSES)>発表資料(PDF版)
関連資料(PDF版)
3.過去のODAを検証する
- 事例1:タイ・サムットプラカン汚水処理事業〜全額返済に至った「環境」ODA
木口由香/メコン・ウォッチ >発表資料(PDF版)
環境ODAとして実施されたが、重金属を含む工業廃水を処理する能力のない設計や高額な運転費用、事業地選定にまつわる汚職が大きな社会問題に発展し、工事が中断。その後JBIC融資分全額が日本政府に返還された。
- 事例2:フィリピン・ボホール灌漑事業〜活かされなかった教訓
波多江秀枝/FoE Japan >発表資料(PDF版)
灌漑予定地に水が届かず、農民が借金を負う事態に発展。同一河川における一連の事業であったが、課題・教訓の把握が十分になされず、10年以上も未解決の問題、また、繰り返し起きている問題が見られる。事業仕分けにおいて、甘い評価体制が指摘された。
- 事例3:マレーシア・パハンスランゴール導水事業〜中進国向けの巨額ODAと審査
清水規子/FoE Japan >発表資料(PDF版)
パハン州にあるケラウ川からセランゴール州及び首都のクアラルンプールに、1日に18.9億リットルもの水を導水トンネル45km・パイプライン8kmにより導水する大事業計画。中進国向けに820億4000万円という最大規模の借款が、優遇金利によって供与された。
4.ODA改革に向けた提言
満田夏花/FoE Japan、メコン・ウォッチ>発表資料(PDF版)
提言書など関連資料(PDF版) 関連資料1、関連資料2、関連資料3
メッセージ@ 高橋清貴/ODA 改革ネットワーク,日本国際ボランティアセンター
メッセージA 谷山博史/日本国際ボランティアセンター
5.質疑・議論
- 主催
- 国際環境NGO FoE Japan、メコン・ウォッチ、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、日本国際ボランティアセンター、ODA改革ネットワーク
- 入場無料
- 問合せ先・申込先
- 一般参加者は下記までメールにて@ご氏名、Aご所属、B連絡先TEL、C連絡先E-mailをご連絡下さい。
また、17:15までに衆議院第2議員会館の1Fロビーにご集合下さい。
E-mail:finance@foejapan.org
国際環境NGO FoE Japan(清水) tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219
みなさま、ふるってご参加ください。