ホーム > メコン・ウォッチについて
21世紀に入ってから、援助機関は、開発の最重要目標として「貧困削減」を掲げるようになりました。ところが、開発を進めるなかで生じる環境破壊や強制的な立ち退きなどによって、生活手段や居住場所を奪われる人たちがあとをたちません。開発は、必ずしも人びとを豊かにするわけではなく、むしろ開発によって人びとが貧困化し、自分たちの力で生活を成り立たせることができなくなる例がしばしば見受けられます。メコン・ウォッチは、メコン河流域国における開発事業や開発政策の影響を監視する活動を行っている環境NGOです。
わたしたちの願いは、メコン河流域の人びとが開発によって被害を受けることなく、河川や森林など豊かな自然資源に根ざした暮らしを続けられることです。そのために、開発事業によって影響を受ける人びととの対話を通じて、人びとが直面している問題を理解し、そうした問題を援助政策決定者・実施者と議論し、政策や計画に反映させる提言活動を行っています。開発が貧困化をまねかないように調査・監視・提言することは、直接貧困を削減することと同じくらい、場合によってはそれ以上に、大切な人道的支援であり、住民のエンパワーメント(意思決定権の強化)であると考えています。
名称 | 特定非営利活動法人メコン・ウォッチ |
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所在地 | 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F |
設立 | 1993年に8つのNGOのネットワークとして設立 2003年にNPO法人化 |
目標 | メコン河流域の国々に住む人々が開発の弊害をこうむることなく、地域の自然環境とそこに根ざした生活様式の豊かさを享受できること。 |
主な活動 |
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代表者 | 福田 健治(代表理事) |
役員 | 理事10名、監事1名 |
スタッフ | 5名(東京事務所4名、タイ駐在1名) |
予算規模 | 約1580万円(2020年度予算) |
詳しくは以下のページをご覧ください。