ホーム > イベント
> 映像でメコンを渉る > 第1回:タイ映画「トンパーン」
イベント>映像でメコンを渉る第1回:タイ映画「トンパーン」
メコン・ウォッチでは、これまで収集してきた映像資料や作成したドキュメンタリーを皆さまと一緒に鑑賞する会を定期的に開催していきます。第1回は、1970年代にダムの被害住民の視点から見たメコン河開発を巡る論争を描き、その後長らく上映禁止とされてきたタイ映画「トンパーン」を上映します。皆さまのお越しをお待ちしています。
映像でメコンを渉る 第1回
タイ映画「トンパーン」(1977年制作) 63分 タイ語・ラオス語 (英語字幕)
- 日時
- 2008年6月26日(木)18:30〜
- 場所
- メコン・ウォッチ事務所(JR御徒町駅と上野駅よりそれぞれ徒歩5分)
台東区東上野1-20-6 丸幸ビル2F(1Fがローソン)(地図)
※会場の場所が少々わかりにくくなっております。地図をよくご確認の上お越 しください。
- 参加費
- 無料
- 参加申込
- 事前にご連絡下さい。お申込みの際には、お名前、ご所属、緊急連絡先、メコン・ウォッチ会員の方はその旨もお伝えください。定員25名(先着順)。定員を超えた場合には、こちらからお断りの連絡をさせていただきます。
- 申し込み・問い合わせ
- (特活)メコン・ウォッチ(担当:木口・杉田)
Tel: 03-3832-5034 Fax: 03-3832-5039
E-mail: event@mekongwatch.org
Website: http://www.mekongwatch.org
-
- ストーリー
- 『トンパーン』は1970年代、「民主主義」の普及のために地方を回っていた大学生が偶然出会った東北タイの農民をモデルにしたフィクション。タイトルは主人公の名前である。ダム建設によって土地を強制収用され、貧しい暮らしをするトンパーンを、学生は研究者や役人がメコン河開発事業について討論するセミナーに誘います。自分の貧困を解決してもらえることを期待し、結核をわずらう妻や幼い子供を家に残してセミナーに出かけるトンパーン。セミナーではダム開発が西洋的な価値の押し付けだと批判する研究者や、ダム技術者、「国民は政策を理解していないから問題が起きる」と研究者や学生を批判する役人がそれぞれ自説を展開。かみ合わない議論に、当事者の農民の発言を聞こうと人々が振り返ったときには、トンパーンは姿を消していた。
http://www.greentv.org/Tongpan/tongpan.htm に英語の情報があります。
メコン・ウォッチには活動の中で収集した映像資料や、プロジェクトで制作したドキュメンタリーなどの蓄積があります。人々の暮らしを紹介したもの、社会・環境問題を取り上げた作品、研究機関の制作した資料など、作られた背景や内容、視点は様々です。これらは商業ベースにのる可能性が低く、一般の方の目に触れる機会はほとんどありません。メコン圏への理解を深めていただくため、これらの資料を生かして定期的に鑑賞会を開催していきます。
※この会では、上映作品の選定・準備をお手伝いくださるボランティアを募集しています。月に2回ほど事務所に集まっていただけることが条件です。ご関心の方はメコン・ウォッチまでご連絡ください。