ホーム > イベント > 講演会など>緊急セミナー ティラワ経済特別区開発で今、何が生じているのか?(2013.3.26)
現在、日本が官民を挙げて進めている「ビルマ(ミャンマー)・ティラワ経済特
別区開発事業」で、地元住民が大規模な移転に対する抗議の声を上げています。
移転先も補償もないまま、「14日以内の立ち退き」と、それに応じない場合の
「30日間の拘禁」について記された通知が、約900世帯(3,800人超)に出された
ためです。
ビルマの最大都市ラングーン(ヤンゴン)近くに位置するティラワ地区で、約2,400ヘクタール(東京ドーム513個分)を経済特区として開発するため、昨年12月に日緬政府は協力覚書を締結。また、今年1月末には、ビルマの延滞債務が解消され、同経済特区に必要なインフラ整備事業への円借款供与について、ちょうど目処が立った矢先のことでした。
日本政府は、移転の一義的な責任は現地政府当局にあるとし、具体的な移転・補償対策もない状態のまま、円借款供与を進めようとしています。しかし、このままでは、多くの住民が居住地を確保できないまま、農業等の生計手段も喪失し、
深刻な困窮状況に陥ることが懸念されます。
ティラワでいま何が問題となっているのか、現地からの最新情報を報告します。
ティラワ経済特別区開発における強制立ち退き問題
土川実鳴/メコン・ウォッチ ビルマ担当委託研究員
ビルマ(ミャンマー)延滞債務取り消しとODA(予定)
松本 悟/法政大学准教授
※関連情報
【プレスリリース】ODA支援案件「ビルマ(ミャンマー)・ティラワ経済特別区開発」で強制立ち退き500世帯
強引な立ち退きと人権侵害の防止を訴え、外務省・JICAに要請書を発出
http://www.mekongwatch.org/resource/documents/pr_20130208.html
【プレスリリース】ビルマ(ミャンマー)・ティラワ経済特別区(SEZ)開発事業
強制立ち退きで住民が日本政府へレターを提出
http://www.mekongwatch.org/resource/documents/pr_20130311.html
メールニュース
ビルマ・ティラワ経済特区>立ち退き問題への日本の対応は?(1)
http://www.mekongwatch.org/resource/news/20130306_01.html
ビルマ・ティラワ経済特区>立ち退き問題への日本の対応は?(2)
http://www.mekongwatch.org/resource/news/20130311_01.html
ビルマ・ティラワ経済特区>立ち退き問題への日本の対応は?(3)
http://www.mekongwatch.org/resource/news/20130311_02.html