ホーム > イベント > 講演会など>セミナー 開発現場から見たメコンの20年(2013.6.2)
人の活動が地球環境の許容範囲を超えてしまったことが言われて久しく、また、2011年の震災と原発事故は、日本のように「発展」した国の脆弱性を白日の下にさらけ出しました。しかし、従来型の経済優先の発展が人びとを豊かにする、という幻想は未だに強く、日本社会もまたその道に戻っていこうとしているように見えます。
アジア最後のフロンティアと呼ばれるビルマ(ミャンマー)。投資先として注目される同国は、今、援助・開発ラッシュに沸いています。日本も官民を挙げて同国の開発に関わり始めましたが、現地の人々は、立退きや生業を失うなど厳しい状況に直面しています。また、カンボジアやラオスでは戦乱から20年、ようやく生活を取り戻し始めたところに「開発」の名の元で新たな土地や資源の収奪が巻き起こっています。しかし、私たちのところには、困難な状況でも日々の暮らしを良くしようと努力を重ねる人々の声が届きます。
今回のセミナーでは、メコン・ウォッチが活動を通して知った現地の暮らしの「今」をお伝えすると共に、これからの日本が各国の人々とどのように付き合っていくのかをみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
セミナーのチラシはこちら(PDF)
(15:45-16:45 メコン・ウォッチ総会(総会もどなたでもご参加いただけます。))