ホーム > イベント
>議員会館シンポジウム 「ASEANの人権と日本の役割」
議員会館シンポジウム 「ASEANの人権と日本の役割」
2015年5月29日(金)13:30-16:30@衆議院第二議員会館
ASEANの2015年の経済統合を目前に、日本ではその経済効果が注目されています。しかし個々の国や地域全体が抱える社会問題・人権問題について議論が行われる機会は少ないのが現状です。日本は、ASEANの多くの国にとって最大の援助供与国であり、多数の民間企業が進出しビジネス・パートナーとして強い関係を築いています。日本には今、同地域の人権問題にどのように向き合い、今後の関係を醸成していくかが問われています。シンポジウムでは各国からの報告に加え、ASEAN地域の人権問題に対し、どのような役割が求められているのかをパネルディスカッション形式で考えます。
チラシはこちら(PDF)
- 日時
- 2015年5月29日(金)13:30-16:30
- 場所
- 衆議院第二議員会館第7会議室
- 主催
- 特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
- 協力
- アムネスティ・インターナショナル・ジャパン、ヒューマン・ライツ・ウォッチ
- 助成
- 大竹財団、The Sombath Initiative
- 後援
- 外務省
- 言語
- 日本語(二ラン氏の報告・発言はタイ語日本語の逐次通訳付、シュイ=メン氏の報告・発言は英語日本語の逐次通訳付)
- 入場料
- 無料
- 定員
- 25名(事前予約必須)
- 予約フォーム
- 参加ご希望の方は、必ず以下サイトよりご予約をお願いいたします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/08a860c5356877
-
※定員に達しましたので、締め切りとさせていただきます。
なお翌日5月30日にもセミナー「海外ゲストと考えるASEANの人権問題」を開催いたします(定員200名)。こちらも合わせてご検討いただけますと幸いです。詳細は、こちら
- 内容(予定)
- 「タイ/クーデター後のタイで何が起きているか」 ニラン・ピタックワッチャラ氏(タイ国家人権委員会委員)
「ラオス/ソムバット氏強制失踪事件とASEANの課題」ウン・シュイ=メン氏(ソムバット氏伴侶)
「これまでの日本のODAにおける人権問題への取り組みと今後の課題」宮下匡之氏(外務省国際協力局国別開発協力第一課課長)
パネルディスカッション「ASEANの人権問題と日本の役割」
ファシリテーター:土井香苗氏(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)
パネリスト:ニラン・ピタックワッチャラ氏、
ウン・シュイ=メン氏、
若林秀樹氏(アムネスティ・インターナショナル・ジャパン事務局長)、
安藤重実氏(外務省アジア大洋州局南部アジア部南東アジア第一課首席)
- 海外ゲスト略歴
- ニラン・ピタックワッチャラ氏
タイ人。医師として病院長などの経験。2000−2006年タイ上院議員として、タクシン政権の実施した「麻薬との戦争」での裁判なしの殺害、ガスパイプライン反対運動を行った住民が強制的デモ排除にあった件など、政府権力の不正による人権侵害問題に、院の委員会等を通じて取り組む。2009−現在、タイ国家人権委員会委員。
- ウン・シュイ=メン氏
シンガポール人。ソムバット氏の伴侶として1986年からラオス在住。開発、援助の問題に長年取り組む。1976−1986年、シンガポールの東南アジア研究所ISEAS上席研究員。1986−2008年、UNICEFのラオス、中国、東ティモール事務所勤務。うち2004−2008年は東ティモール事務所代表を務める。社会学博士(ハワイ大学)。
―――ソムバット氏はいま何処に―――
アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞したラオスの社会活動家、ソムバット・ソムポーン氏は2012年12月から行方不明になっています。最後に彼の姿を目撃していたのは、路上の防犯カメラ。映像には、警察官に停車を命じられ、車を路肩に寄せて降りたあと、別の車両で連れ去られる姿が映っており、ラオス政府が何らかの情報を持っている可能性が高く(防犯カメラの映像はこちら http://sombath.org/video/)
欧米政府やNGOから真相究明が要請されているが、ラオス政府は捜査中と繰り返すのみ。1952年に結成された世界の法律家からなる民間団体、国際法律家委員会の調査では、基本的な捜査すら行われていない疑いがあり、政府が関与する政治的強制失踪の可能性が極めて高い。
- お問合せ先
特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
Tel: 03-3832-5034 Fax: 03-3832-5039
Email: info@mekongwatch.org