ホーム > イベント > 講演会など>セミナー「燃える熱帯林と気候変動、生物多様性、人権:企業の役割・責任とは? 〜インドネシアでの森林火災と煙害の背景〜」 (2016.2.5)
近年、インドネシアでの森林火災による煙害問題はますます深刻化し、昨年はメディアでも大きく取り上げられました。火災による二酸化炭素排出量は一日当たり1500万トン以上と、米国全体の一日当たりの排出量を超え、インドネシアの経済的損失は2兆円を超えています。
このセミナーでは、森林火災を引き起こす原因・背景であるパーム油と紙パルプ生産の環境・社会面の問題を、現地の状況からお伝えします。
インドネシアでオランウータンの保護活動を行っている NGOのパウリヌス氏を招き、パーム油を生産するアブラヤシのプランテーションがもたらす影響についてご報告いただきます。またもう一つの火元 である紙パルプ産業について、日本でもコピー用紙やティッシュを多く販売しているエーピーピー(APP) 社の関わる事例をお話します。
1. インドネシアにおける森林火災・煙害問題について
(中司喬之/熱帯林行動ネットワーク:JATAN)
2. 森林火災からオランウータンを守れ!パーム油開発に挑む
(パウリヌス氏(Centre for Orangutan Protection:COP)【逐次通訳付き】)
3.製紙会社APPの行状について〜森林保護方針から3年
(川上豊幸/レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部)
メコン・ウォッチの「熱帯プランテーション問題解決のための取り組み促進事業」についてはこちら
http://www.mekongwatch.org/activity/Plantation.html