ホーム > イベント >【学習会】ラオス「貧困」と「開発」〜森と川の国は今
メコン河や森の恵みで自然豊かな国、世界最貧国の一つ。どちらも、ラオスという国を表す言葉です。ラオスは工業化に不利とされる内陸国で、その克服のためにメコン河流域の豊富な水力を使い発電ダムを作り、近隣国に電力を売って国の開発を進める、という政策をとっています。その政策を始め20年以上が経っていますが、現状はどうなっているのでしょうか。NGOの職員としてラオスに入り、自然と河と共に生きてきた人々の暮らしの変化について見てきたお二人に、特に世界銀行とアジア開発銀行が支援したナムトゥン第2ダムに注目しつつ、最近の状況をお話いただきます。
ブルース・シューメーカー(Bruce Shoemaker)[お話は逐次通訳付]
社会主義体制をとり、20年以上欧米や日本に対して国を閉ざしてきたラオスで1990年代始めからNGO活動に関わり、The People and Their River(2001)(*) などの調査報告を発表。ラオスの人々の自然資源利用やそれに対する大規模開発による影響に詳しい。
著書
People, Livelihoods and Development in the Xekong River Basin Laos (2011)
(*) The People and Their River はこちらからダウンロードできます。
https://www.internationalrivers.org/sites/default/files/attached-files/people_and_their_river.pdf
グレン・ハント(Glenn Hunt)[お話は日本語]
ミャンマーの土地権利についてアドボカシーを行うNGO、Land Core Groupのテクニカル・アドバイザー。2004年からラオス・ミャンマーの土地・森林問題のアドボカシーに関わる。ラオスでは、日本国際ボランティアセンター(JVC)でコミュニティ・フォレスト・プログラムに携わり、個人的にはNT2事業の移転プログラムのモニタリングを行ってきた。
特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
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