ホーム > イベント >【セミナー】カンボジアとメコン河 開発の現場で起きていること
1991年に和平合意が成立し、長い紛争が終わったカンボジア。UNTAC(国際連合カンボジア暫定統治機構)への参加など、日本はこの25年間、官民を挙げて様々な形で同国が民主的な国家として再出発できるよう支援を続けてきました。しかし、カンボジアでは、今年7月の総選挙を目前に、最大野党が最高裁判所の命令で解党させられ、政府に批判的な報道もしていたメディアは閉鎖に追い込まれ、市民にも様々な形で圧力が加えられています。対抗勢力なく行われる選挙は、与党への信任投票に過ぎないと、世界中から懸念の声が挙がっていますが、日本政府は支援を継続する模様です。
そんなカンボジアで、今、大規模開発の現場では何が起きているのでしょうか。
北東カンボジアでは、中国主導のダム開発が進み、今も密かに数万人の移転と甚大な環境影響が予想される、メコン河本流でのダム計画が進行中です。これが実現すれば、メコン河流域の各県で行われてきた社会開発事業も環境保全の努力も無に帰す懸念があります。今回のセミナーでは開発事業の問題点だけでなく、現地の自然や暮らしを写真や映像で、また不安を抱えながら暮らす人々の声を紹介していきます。
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