ホーム > イベント >【オンラインセミナー】脅かされるミャンマーの少数民族の命と暮らし 悪化する人権状況の報告(2022.5.13)
2022年5月13日(金)19:00〜21:00
ミャンマーでは、2021年2月1日に国軍がクーデターを起こしてから、「治安部隊」による市民への弾圧が繰り返されています。特に、数十年にわたりミャンマー国軍と少数民族武装勢力との対立が続いていた地域では、国軍による空爆や村の焼き討ちなどが続いています。人権状況などを調査するオルセアン-ビルマ(Altsean-Burma)の報告によれば、クーデター以降の1年間で武力衝突や民間人への攻撃が8,647回発生しているとのことです。これは同時期にシリア、アフガニスタン、イエメンで起きた衝突や攻撃の回数よりも多いとされています。また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の4月の報告では、クーデター以降の国内避難民は56万人を超えたとされています。
主催団体は、国軍の暴力行為を支えてしまう日本からの資金を断つよう、日本の官民に訴える「#ミャンマー国軍の資金源を断て」キャンペーンを続けてきました。私たちがなぜこのような訴えを続けるのか理解を深めていただくため、今回のウェビナーでは少数民族居住地域の国軍の暴力や紛争による被害状況について、各地からのレポートを紹介すると共に、長年、ミャンマーの国内避難民の支援に取り組んできた日本ビルマ救援センターの中尾恵子さんと、国軍の激しい弾圧が続くチン州出身の在日ミャンマー人マイチンさんから、現地の状況、日本人が関わることのできる支援等についてお話を伺います。