ホーム > イベント > 国際水映画祭2012開催 (9月1日@国連大学)
メコン・ウォッチでは本年もアジア太平洋資料センター(PARC)、国際有機農業映画祭運営委員会と共同で、水に関する映画祭を開催いたします。みなさまふるってご参加ください。
21世紀中ごろには、飲料水は石油よりも値段が高くなる可能性があると言われているのをご存知ですか?利用できる水資源は限られた貴重なものである一方、人類はますます多くの水を使用するようになってきています。
国境を越えて流れる河を巡って国家が対立し、地域住民が水の利用権を巡って衝突し、スラム街では水を待つ順番を争い殺人までもが起きています。
豊富な雨に恵まれた日本はこうしたことと無縁の国のように感じますが、我々日本人が大量に輸入する農産品などを作るために大量の水が必要です。
福島第一原発事故によって放射性汚染物質が河川・海に流されるという事態も生じてしまいました。「水」にまつわる映像は、ドキュメンタリーを中心に各国で制作されています。その中から優れた作品を紹介し、皆様と一緒に環境を、経済を、貧困を、政治を、人類の未来を考えていきたいとの思いからこの映画祭は企画されました。映像を通じて、「水」問題を知り、私たちの暮らしを見つめ直してみましょう。
■雨さえも―ボリビアの熱い一日 (2010年/スペイン・フランス・メキシコ)
■クルード―アマゾンの原油流出パニック (2009年/米国)
■今日はよき日 (2011年/インドネシア)
■川を継ぐ者 (2010年/インド)
■未来への診断書―水俣病と原田正純の50年 (2010年/日本)
■水俣と福島 ―水・海・魚の放射能汚染とどう向き合うか
★高岡 滋(神経内科リハビリテーション協立クリニック)
★花岡和佳男(グリーンピース・ジャパン 海洋生態系問題担当)
★コーディネーター:細川弘明(アジア太平洋資料センター代表理事)
「水は誰のもの?―民営化に揺らぐボリビア先住民の暮らしから考える」
●日時:2012年8月31日(金)19:00〜22:00(予定)
●会場:アップリンク
●チケット:1500円
●上映作品:『雨さえも―ボリビアの熱い一日』
(2010年/スペイン・フランス・メキシコ)
●トーク:太田昌国さん(民族問題研究家)