メニューを飛ばして本文へ移動。

    English site

[メコン・ウォッチ]

ホーム | お問い合わせ | メールニュース登録 | ご支援のお願い


イベント | メコン河とは? | 活動紹介 | 追跡事業一覧 | 資料・出版物 | ギャラリー | メコン・ウォッチについて

ホーム > 資料・出版物 > プレスリリース・要請文 > 12か国・地域の31団体がダム建設の中止を求める

12か国・地域の31団体がダム建設の中止を求める
タイで開かれた初の「東・東南アジアのダム会議」が宣言

2000年7月8日

東・東南アジアのダム問題に取り組んでいる市民グループが、初めてタイのコンジアム郡に集い、各国が抱えるダム問題の実情や、日本のODAや国際金融機関(世界銀行やアジア開発銀行)のダム援助について、情報を交換すると共に、今後お互いに協力し合うことを誓い合った。そして、東・東南アジア(12の国と地域)の市民グループ31団体が、パクムン宣言をまとめた。日本からは、国内のダム問題に取り組んできた水源開発問題全国連絡会、地球の友ジャパン、それにメコン・ウォッチが出席した。

パクムン宣言では、現在ダムをめぐって生じている問題が解決するまでは、新たな大規模ダムの建設を中止することや、二国間援助や多国間援助でダム建設を支援しないことなどを謳いあげている。

「ダム、川、そして人々についての東・東南アジア会議」と名づけられたこの集まりの最後に、実行委員会を選び、今後もお互いに情報交流を進めると共に継続的に会議を開催していくことなどを検討した。

第1回会議は、現在被害住民と政府との間で対立が深刻化しているタイ東北部のパクムンダム(世界銀行融資、1994年完成)の近くで開催された。会議に出席した海外のゲストは、パクムンダムに抗議している住民と対話したり、同じムン川で問題になっているラーシーサライダムを訪問したりした。

問い合わせはメコンウォッチまで。

パクムン宣言

「ダムと川と人々についての第1回東・東南アジア会議」が承認

ダムの建設延期、既存のダムの撤去、住民への補償への要求

母なるムン川とメコン河

タイ国コンジアム郡、2000年7月1日

ダムによる影響を受けている人々や団体を代表する私たちは、人々の力を強め、直面している不正からの苦難をお互いに支援し合い、そのための結束を表明するため、東・東南アジア12カ国(韓国、中国、日本、インドネシア、フィリピン、タイ、ビルマ、台湾、ベトナム、カンボジア、マレーシア、香港)から、タイのムン川の河口(パクムン)に集結した。

私たちは、現地レベル・地域レベル両方においてのそれぞれの経験を共有し、その結果、誰もがダムに関連する同じような問題に直面していることに気付いた。ダムは川を破壊し、そこに住む人々や村の生活を破壊した。ダムは人々の権利を侵害し、コミュニティーや文化を破壊し、環境を破壊した。どれもが人々の生存には欠かせないものである。

人々や川の権利と生活を守るため、以下の要求を行う:

  1. 現在既にあるダムから引き起こされている諸問題が解決され、被害を受けたコミュニティーへの補償がなされるまで、東・東南アジアにおける大規模ダム建設を中止するべきである。さらに、社会的、環境的、文化的に不可逆的な破壊をもたらしたダムは撤去され、川は元通りにされるべきである。
  2. 二国間・多国間援助機関はダムへの融資をやめるべきである。開発援助は人の命を奪う目的で使われてはならない。また多国籍企業、民間会社、民間銀行は、人々のためにならないダム建設プロジェクトへの投資をやめるべきである。
  3. 大規模ダムによるコミュニティーの崩壊に責任を持つ政府、建設会社、コンサルタント、世界銀行、民間銀行、そしてアジア開発銀行は、被害を受けたコミュニティー全てに適切な補償をするべきである。
  4. 計画中のダムプロジェクトの実行の根拠と正当な理由に関して、批判的で独立した調査がなされるべきである。また、総合資源計画、需要サイド管理、自然資源の保全が優先されるべきである。エネルギーや水への人々の真の需要を満たすために、安くてクリーンなダムの代替案が保証されるべきである。
  5. 十分な説明を事前に受けた被害住民の同意がない限り、開発プロジェクトは行なわれるべきではない。計画されているプロジェクトに関する情報は、適当な時期に透明性を持って一般に、特にプロジェクトから直接被害を受ける人々に対してすべて公表されるべきである。さらに、人々が恐怖を伴わないかたちで自分たちの資源の使用と管理に関する(プロジェクトへの)意思決定プロセスに参加できるようにするため、発言の自由、報道の自由、集会の自由を増やすよう、域内にわたる民主的改革を求める。
  6. ダムやその他のプロジェクトによる土着の人々への抑圧はやめるべきである。土着の人々の文化、社会、経済、そして土地への権利が十分に認識され、尊重されることを要求する。
  7. 私たちは川や水資源の民営化に反対する。さらに、私たちはビルマのような不条理で抑圧的な政府による川や水資源の管理にも反対する。水へのアクセスは人間の基本的な権利である。川は民間セクターや軍事政権ではなく、人々の手によって管理されるべきである。

これらの要求が履行されるために、東・東南アジアにおけるダムプロジェクトをやめさせ、川に依存して暮らす人々へ川を戻すために、私たちは苦難を現地レベル・国家レベル・国際レベルで統合する事を宣言する。

死ではなく生命のための水を!

Ao Khuan kuen bpai, ao Dhammachat kuen ma!(ダムは要らない、自然を返せ!)

署名

・ Asian Regional Exchange for New Alternatives, (香港)
・ Assembly of the Poor, (タイ)
・ Culture and Environmental Preservation Association, (カンボジア)
・ Church World Services, (カンボジア)
・ Coalition of Concerned NGOs Against Bakun Dam,(マレーシア)
・ Committee Against the Yongwong Dam Project, Tong River, (韓国)
・ Cordillera Peoples' Alliance, (フィリピン)
・ Earth Rights International,(タイ)
・ Friends of the Earth, (日本:地球の友ジャパン)
・ Friends of the People, (タイ)
・ Group of Villagers Affected by Hua Na Dam, (タイ)
・ Group of Villagers to Protect the Yom River (Kaeng Sua Ten), (タイ)
・ Indigenous Peoples Development Centre, (マレーシア)
・ Korean Federation for Environmental Movement, (韓国)
・ Legal Rights and Natural Resources Center (LRC-KSK/Friends of the Earth-Phils)、(フィリピン)
・ LRA, (インドネシア)
・ Meinung People's Association, (台湾)
・ Mekong Watch, Japan (日本:メコン・ウォッチ)
・ National Dam Opposition Network, (日本:水源開発問題全国連絡会)
・ Sagami River Camp-In-Symposium, (日本:相模川キャンプインシンポジウム)
・ Sahabat Alam (マレーシア)
・ SOS Selangor,(マレーシア)
・ South-East Asia Rivers Network, (タイ)
・ Taiwan Environmental Action Network, (台湾)
・ TUNOD KSM - Alliance of Indigenous Organizations in Sierra Madre Mountain,(フィリピン)
・ Villager Committee to Protect the Lam Dom Yai River, (タイ)
・ Villager Committee to Protect the Rub Ror River Basin, (タイ)
・ WALHI, (インドネシア)
・ WALHI Papua, (インドネシア)
・ Wildlife Fund (タイ)
・ Yayasan Tanah Merdeka, (インドネシア)

(翻訳:後藤歩/メコン・ウォッチ)

電子メール info@mekongwatch.org

このページの先頭へ

サイトマップ
特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ
〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F(地図
電話:03-3832-5034 Fax:03-3832-5039 
info@mekongwatch.org
© 2000-2013 Mekong Watch. All rights reserved.