ホーム > 資料・出版物 > プレスリリース >ODA支援案件「ビルマ(ミャンマー)・ティラワ経済特別区開発」で 強制立ち退き500世帯 強引な立ち退きと人権侵害の防止を訴え、外務省・JICAに要請書を発出
2013年2月8日
現在、日本政府が官民連携でODAなどにより支援を進めようとしている ビルマ(ミャンマー)・ティラワ経済特別区(SEZ)開発事業および、同関連事業について、強制立ち退きを迫られている住民が少なくとも500世帯以上いること、同住民に対して、14日以内の立ち退きを命ずる書面が出されており、それに応じない場合は、30日拘禁するとされていることが、メコン・ウォッチなどの調査で明らかになった。
これら住民の多くは2012年12月下旬、口頭で初めて、一方的に、立ち退きについて知らされた。
移転にあたっては、代替地も用意されておらず、住民の主な生活の糧に対する補償措置も一切検討されていない。すでに12月下旬、近隣の貯水池からの灌漑用水の供給を当局により止められ、農業ができなくなっている地域も出ている。
さらに、住民らが会合や書簡の作成・提出等、さまざまな活動をしようとしているが、ビルマ軍関係者が村内での会合を監視したり、住民リーダーに情報の提出を求めるといった状況である。
この状況を踏まえ、本日、メコン・ウォッチは、日本政府、および、JICAに対して要請書を提出し、現在、住民に通告されている14日以内の移転と従わない場合の30日間の拘禁に関し、そうした強制排除やその他の人権侵害が起こらないよう、早急にビルマ政府側に申し入れることなどを求めた。
以上
別添:要請書 * 要請書中の脚注7(参考)の「現行土地法」については「農地法(2012年)」に該当するものでした。お詫びして訂正いたします。(2013.4.10)
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ビルマ(ミャンマー)日本支援案件・ティラワ経済特別区開発で今、何が生じているのか?
2013年3月26日 (火)18:00〜19:45 参議院議員会館B104
http://www.mekongwatch.org/events/lecture01/20130326.html
【本件に関する連絡先】
特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
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