メコン河開発メールサービス 2000年6月16日
懸念されていました15日のタイ発電公社(EGAT)によるデモ排除は、以下のような結果だったと、バンコクの久世さんから、速報が入っておりますので、ぜひお読み下さい。
EGATによる強制排除が心配されたパクムンダムで、今日動きがありました。
ITVによると、今日、貧民連合は声明を出し、EGAT職員と大型機械の搬入を認めた。EGATはクレーン車及び職員をダムサイトに派遣した。住民側は一部テント、鉄条網を移動し、大型機械の搬入路を作った。しかし、「クレーン車搬入は可能だったが、安全に作業をするには狭すぎる為、EGATは作業を開始しなかった」とアムナート・チョートチュアンEGAT広報担当は語った。住民側は、中立委員会の決定に従って8門すべての水門の開放措置が実行に移されるまで、ダム占拠を続けるという主張を繰り返し、今のところEGATによるダムのメンテナンス作業の為に、テント、鉄条網をさらに移動させる考えはない。
クレーン車搬入に際して、心配されたEGAT・住民の衝突事件等はなかった。