メコン河開発メールサービス 2001年3月19日
サムットプラカン汚水処理プロジェクト(アジア開発銀行と円借款の融資)問題の続報です。色々な動きはあるのですが、工事は急ピッチで進められています。住民側にもかなり疲れが見えているようです。以下3月16日のバンコクポストの記事を、ADB福岡NGOフォーラムの土井利幸さんが訳して下さいました。
『バンコクポスト』2001年3月16日
Sunthorn Pongpao署名記事
クロンダン区汚水処理施設建設に反対する住民は昨日集会を開き、同区を農業区画から産業区画へと変更する計画に抗議した。
集会にはバンポー郡クロンダン区から150名以上の住民が参加し、区画がグリーン・ゾーンからパープル・ゾーンに変更されることで230億バーツを投じる建設計画に対する住民の発言権が否定されると主張した。
区画変更の件が審議されている同時刻に県庁前で集会を行なった住民たちは、憲法で保障されている権利が踏みにじられたと述べた。
住民はまた建設計画が地域の環境と生業を脅かし不正まみれであるとし、ただちに中止するよう求める請願書を提出した。
Charoon Yangprapakorn上院議員(サムットプラカン県選出)は住民に対して上院議員団が建設の計画段階での不正行為を発見したと述べた。議員団はグリーン・ゾーンに施設を建設することは関連法規違反だとの点でも一致した。会議の出席者はSomboon Suksamranサムットプラカン県知事の提案にしたがい、決定を下す前に担当者が地域を調査し住民から情報を収集することで同意した。