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タイ石炭火力>議員に汚職の疑い?

メコン河開発メールサービス 2001年8月31日


日本企業が投資し国際協力銀行が水面下で融資の検討をしている、タイのプラチュアップキリカン県の石炭火力発電所計画に関連して、タイの上院議員の日本と香港への視察旅行の資金が、プロジェクトに関わる企業から出されたのではないかとの疑いが持たれており、住民グループが上院に調査を求めています。以下、バンコクポストの記事を、メコン・ウォッチの福田健治が訳しました。


上院議員が日本と香港を訪問
村人は予算の調査を求める

Bangkok Post July 31, 2001
Wut Nontharit

プラチュアップキリカン県の2つの発電所プロジェクトの反対者は、上院科学委員会メンバーによって行われたスタディツアーの資金がどこからきたのか、上院に調査を求めている。

この訪問費用は発電所の運営者から出たのではないかと思われている。

プラチュアップキリカン県ボーノック村・クルート村の住民約40人は、Maj-GenManoonkrit Roopkachorn上院議長に対して、15人の科学委員会メンバーによって行われた香港と日本への旅行を調査するよう請願を提出した。

請願はPichet Pattanachote副議長に提出され、議長に回される。

ボーノックを愛する会の代表であるCharoen Wat-aksornは、村人たちは訪問が石炭火力発電所建設を行う私企業から資金が出たのではないかと疑っていると語った。

「プラチュアップキリカン県の石炭火力発電所建設に反対しているボーノックを愛する会とバンクルート自然保護グループは、委員会の視察の予算がどこからきたのか調査するよう上院議長に求めている」と彼は言う。

両グループは、この経済危機の中、2回の海外視察が国にどのように役に立つのか知りたがっている。

一方、Pichet副議長は、上院の委員会はプラチュアップキリカンの石炭火力発電所について調査を行っており、この疑いについても調査するよう指示するだろうと語った。

ある筋によれば、村人が調査を求めたのは次の15人の上院議員である。

Khamnuan Mohprasit, Veeravorn Sitthitham, Witthaya Masena, Sompong Sakavi, Ubon Uasri, Mukta Matha, Somporn Khamchuen, Anuchart Banchongsupamitr, ACM Kan Surakul, M.R. Kamloonthep Devakul, Boonyuen Supasarnsathorn, Pichit Chaiwirattana, Gen Manas Aramsri, Pol Maj-Gen Ampol Ngamjit and Akom Tuladilok

上院科学委員会議長のKhamnuan氏は、ボーノック・クルットの住民による委員会メンバーに対する収賄容疑を否定した。

彼は、委員会メンバーは日本の発電所を見学するよう招待されているが、この発電所がタイの企業と関係あるとは思えないという。

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