メコン河開発メールサービス 2002年1月25日
日本企業の名前も見え隠れしながら、時々出てくるベトナムの原子力発電所計画のニュースです。
新華社通信(ハノイ発)、2002年1月18日
ベトナムは、新世紀における国内電力需要を満たすために、初めての原子力発電所を2020年までに建設する予定だ。
金曜日(1月18日)のベトナムニュースが伝えたところによると、工業省と電力公社は原子力発電所の初期実施可能性調査を行なっている。特に多くの石炭・石油・水力発電の選択肢が消え始めている中で、新世紀の国内電力需要を満たすためには、原子力エネルギーは重要であると同ニュースは伝えている。
初期実施可能性調査によれば、ベトナムはプロジェクトを進めるための原料と場所を確保している。
しかしながら、この計画には多くの反対もあり、その中には、安全性、技術、管理、放射性廃棄物の処理、生産コスト、地元の工業能力、それに世論などへの懸念が含まれている。
それゆえ、別の更に質の高い初期実施可能性調査が行なわれる予定だが、それを実行するための熟達した経験豊富な科学者に欠けている。
実施可能性調査の完成のため、ベトナム政府は、国際的な支援を求める一方、経験豊富な原子力エネルギーの専門家を雇用したいとベトナムニュースは伝えている。