メコン河開発メールニュース 2002年8月18日
日本のODAとアジア開発銀行の融資で進められているタイのサムットプラカン汚水処理プロジェクトに関する最近の新聞報道です。以下、タイ字新聞の報道をメコン・ウォッチの木口由香が部分訳したものです。
2002年8月6日
プーヂャッカーン紙
上院議員、ジェムサック氏の質問に答えたタクシン首相は、サムットプラカン汚水処理事業が「百万%汚職があるが、領収書が見当たらない(汚職を認めるが確証がない)」と発言した。
首相は、海を埋め立てた広い土地を売りたい人物がいたために3か所の汚水が一か所に集められることになり、100億バーツの予算が200億バーツに跳ね上がったこと、入札の際、一つの会社だけが残り、その後に予算増加の申請がなされ、その上その会社の入札価格が予算より30億バーツも高かったため、3度の価格交渉の末に予算内に収まったことなどにも触れた。
しかし、首相は「自分はこの事業が90%終わっている時点で政権についた。そのため、自分に何が出来るのか、一緒に考えて欲しい」とも語っている。