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カンボジア違法伐採>新法成立するも実効性に疑問

メコン河開発メールニュース 2002年8月27日


カンボジアの違法伐採問題についてはこのメールニュースでも何度かお伝えしました。最近、罰則規定を盛り込んだ違法伐採取り締りの法律が成立しました。しかし、これに対しては実効性を疑問視する声が、NGOや野党から出されています。以下、国際基督教大学の会津菜穂さんの翻訳です。


カンボジアで待望の伐採取り締まり法成立

Associated Press、2002年7月30日

カンボジア・プノンペン発―カンボジア議会は火曜日に違法伐採に対し最高10年の服役を課す罰則を制定したが、批評家達はこの法律が国の森林を更なる伐採から守るかは疑わしいとしている。

この反伐採新法に違反したものは、また100万リエル(2万5600ドル)までの罰金を課されることもある。この法律により、国立公園、野生動物保護区、その他特別の区域を含む伐採許可のおりていない地域で木を切ることは違法となった。また、新法は、新婚のカップルに対して結婚証明証の給付を受けるために木を二本植えることを義務付けている。

農業大臣のチャン・サルン氏は、この法律は「貴重な天然資源の持続性を保証する大変重要な道具」であると評した。新法案は定数122議席の国会(立法府)で、83対12で可決された。残りの27議員は欠席であった。新法は今後上院によって承認されなければならないが、この手続きは形式上のものとみなされている。

同法案に反対票を投じた12人の国会議員が所属する野党サム・レンシー党は、新法は実効性にかけていると警告し、政府はいい加減な伐採許可を身内や賄賂を払うものに与えていると批判した。

「非常に疑わしく悪質な契約を取り締まるという意図とは裏腹に、新法は政府に対してどんな契約も更新する完全な裁量(権)を与えることになる」と党首のサム・レイシーは言う。

政府統計によると、カンボジアの森林面積は1970年代には国土の74%であったが、現在は58パーセントにまで減少した。大部分の森林伐採は、過去30年にわたる内戦時に交戦中の派閥が闘いの資金を得るために木材を切り倒していたことが原因である。

しかし近年は、腐敗と伐採業が主要な原因となっていて、カンボジア政府予算のほぼ半分を拠出する援助国や援助機関らの厳しい批判を集めている。

援助側は、来年にむけて6億3500万ドルの資金をカンボジアに提供することを6月に約したが、同時に、カンボジア政府が腐敗防止、司法府の改革、環境保護のためのより厳格で実効的な手段をとるように要求した。

ロンドンを拠点とする環境団体のGlobal Witnessでコーディネーターを努めるエバ・ガラブル氏は新しい法律には透明性が不十分で、権力の集中・専制をふせぐ「抑制と均衡」といった手段が採られていないと批判した。

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