メコン河開発メールニュース 2002年11月5日
先ほど、タイの木口由香から連絡が入り、1年4か月にわたって開放されてきたパクムンダムの水門が、おろされたそうです。昨日来お願いしている「水門開放・国際署名運動」を一層広めて、現地の住民たちを支援する声を日本からタイ政府に届けたいと思います。
以下、木口からの短信です。
皆様
昨夜、パクムンダムの水門がおろされました。
水深はダムが満水の時と同様だそうです。
予告された1日にダムは閉まらず、4日の夜になって閉鎖されたことになります。
事前通告がなかったため、漁民の船や漁具が流されたりして回収できなくなっています。被害は、ダムのあるフアヘゥ村だけでも、100隻以上になるそうです。
関係者の話では、上流にあるウボンラチャタニの市街地が浸水しているため、水門はまた開かれるだろうとのことですが、漁具への被害は住民にとって更なる負担となってしまいました。
首相府前で抗議を続ける住民は、今日の午前中、首相府内部に入って交渉しようとしましたが、警官隊に押しとどめられ、にらみ合いが続いています。