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ベトナム・ソンラーダム>国民議会での論戦始まる

メコン河開発メールニュース 2002年11月23日


完成すれば東南アジア最大となる高さ300メートル超のベトナム・ソンラーダムは、規模を250メートルに縮小して、先日政府承認を得ました。

2年前は政府承認後、議会で否決されるという異例の事態で、一旦は頓挫したこの巨大ダムプロジェクト。国民議会での論戦が始まったというニュースが、ドイツの通信社から入っています。


国民議会は木曜日(21日)に問題となっているダムプロジェクトを審議

Deutsche Presse-Agentur(ドイツ)

2002年11月21日

ベトナムの国民議会は木曜日、10万人を移転させることで論議を呼んで長年待機状態だった水力発電ダムプロジェクトの審査を始めた。

共産主義国家ベトナムの最高代議機関である議会は、ハノイから350キロ北西に行ったソンラー省のダム建設について、3つの選択肢を示された。

議会の代議員たちは、2年前、30億円近い規模で2005年着工という最初の政府提案を否決した。長い間、形式的な承認と揶揄された議会の独立した立場を示したと言われる稀な反対決議だった。

政府によって新たに提案された選択肢は、堤体の高さが300メートルを越えるもともとの提案よりも小規模である。

計画投資省は、この地域の7万5000人を移転させるであろう250メートル高の計画を推奨している。

この巨大な貯水池によって居住地が水没する人々は、ベトナムではより人口密度が小さい(しかし、最近は社会情勢が不安定な)中央高地に移住することになる。中央高地では、過去2年間反政府行動が見られた。

ベトナム外務省のスポークスマンのPhan Thuy Thanh氏は木曜日、国民議会は最終的には、年率10パーセント以上の伸びをみせる電力需要の増大に合致させる必要から、建設にゴーサインを出すだろうという期待を表明した。

「このプロジェクトは是が非でも必要であり、何回も議論されてきた」と、Thanh氏は言う。「プロジェクトが今期議会で承認されることが、私たちの願いである」。

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