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ラオス・ダム>ナムグム2&3ダムが復活?
メコン河開発メールニュース 2004年1月12日

今年もラオスのダム問題はこのメールニュースに多く登場することになりそうです。97年のアジア通貨危機で頓挫したラオスのダム計画が、次々と息を吹き返しています。以下の記事にあるように、今年3月に南部ラオスで開催されるタイとラオスの合同閣議は注目されます。

ラオスの電力生産の野望を託す会議

The Nation

2003年12月1日

共産主義政権、タイ企業の多大な関与を模索

ラオスは、タイに対して多くの安定した電力を供給するという目標を達成する努力として、1997年の財政危機で破棄されたプロジェクトを進めていた発電開発業者と一連の会合を計画している。

ラオスのSomsavat Lengsavad副首相は、昨日(2003年11月30日)、ラオス政府は、ホンサ褐炭火力発電所プロジェクトとナムグム2及びナムグム3水力発電プロジェクトの投資家を招いて、プロジェクトの完成について話し合いを行うつもりだと述べた。設計上は、3つのプロジェクト合わせて、1700メガワット分以上の電力をタイに輸出することができる。

タイの投資家である、タイーラオ電力会社のNgan Thaveeグループ、Ch Kanchang、MDXグループは、1990年代の初めに、それぞれのプロジェクトについて個々開発を提案したが、1997〜98年の経済危機の間に計画を取りやめざるを得なかった。

「政府としては(覚書で)約束された通りに、タイにエネルギーを供給するためにプロジェクトを復活させて欲しい。そして、これらのプロジェクトを主導した投資家に優先権を与えたいと考えている」、Somsavat副首相はインタビューの中でそう述べた。

ラオスは、タイの投資家にプロジェクトを継続してもらい、前月のナムトゥン2プロジェクト同様に、タイとの間に電力購買合意を結びたい、と副首相は述べた。

1990年代半ば、タイは2008年までにラオスから3000メガワット分の電力を購入するという覚書に調印した。

2つの小規模な水力発電プロジェクト=トゥンヒンブンダムとホアイホダムから、約300メガワット分が産み出され、それぞれ1998年、99年にタイへの電力供給を始めている。

タイ発電公社は、長い遅れのあと、2003年11月8日に、論議を呼んでいるナムトゥン2プロジェクトからの995メガワット分の電力購買合意に調印した。

このダムは、2009年までにタイへの電力輸出を始めることが期待されている。ラオスの外務大臣も務めるSomsavat氏は、タイ南部のリゾート地のサムイ島で開かれた「タイーラオス合同委員会」の会合中に、この問題について、タイのSurakiart Sathirathai外務大臣と話し合った。Somsavat氏によると、会合ではまた、2004年3月後半にラオス南部のチャムパサック県で開かれる2か国合同閣議より前の2月終わりまでに、国境線引きをめぐる意見の相違を解決することに合意したとのことである。

「我々は、合同閣議までに、電力購買契約を含む古い問題を解決し、両国関係の物語りの新しい章を作る画期的な出来事にしたいと思う」、Somsavat氏はそう述べた。

そして、合同閣僚会議は、両国に「真の相互利益をもたらす」タイーラオス関係の新しいビジョンを宣言することになる、と述べた。

Supalak Ganjanakhundee記者

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