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メコン河開発メールニュース 2004年4月29日
日本が多額の援助をしているベトナムは、余力をかって今後次々とラオスのダム開発に投資する予定です。その第1号は、南部のセカマン3ダムで、今年5月に着工する見込みです。環境・社会配慮の面で、どのような対応を行うのか、注意深くモニタリングする必要がありそうです。
新華社通信
2004年3月24日
ハノイ発ー計画投資省のもとにある外国投資局が水曜日(3月24日)新華社に話したところによると、ベトナムは海外で初めての水力発電所建設を、ラオスのPagnou川に5月半ばに着工する。
セカマン3と名づけられたこの発電所は、2億5000万ドル以上の資本金で、250メガワットの発電能力を備える。このBOT(企業が建設・操業し一定期間後に政府に移譲する)プロジェクトは、両国のエネルギー分野での協力プログラムに基づいて行われる。
この発電所へは、ベトナムーラオス電力共同株式投資開発会社が投資し、2008年に操業を始める予定である。
両国政府はまた、同社がそれ以外に3つの水力発電所に投資することを認めている。それぞれ55メガワット、310メガワット、200メガワットの発電能力がある。
今やベトナムは、ラオスにおいて29の実施中の投資プロジェクトで3000万ドル近い投資を行っている。主に、製薬や、建設資材、サービス分野である。
外国投資局によれば、ベトナムはこれまで海外で101のプロジェクトに2億1000万ドル以上の投資を行ってきたということである。