ホーム > 資料・出版物 > メールニュース > ラオス・ダム> 中国がセセット2ダム建設へ
メコン河開発メールニュース 2004年5月25日
ラオス南部はダム建設ラッシュです。セコン川でのベトナムによるダム建設に続き、中国が新たなダム建設に投資します。
以下、メコン・ウォッチ(バンコク)の土井利幸の翻訳です。
ボイス・オブ・アメリカ
2004年4月27日
ラオス・中国両政府は、1億3500万米ドル(約148億5000万円)をかけてセセット2水力発電所を建設する共同事業を行なうと発表した。工事は今年開始され、2008年には完了する見込みである。
この計画によって年間3億2900万キロワット時の発電が可能となり、ラオス南部の電力需要を満たすほか、残りの電力はタイに売却される。
これとは別に、ラオス・タイ政府はビエンチャン-ノンカイ間およびビエンチャン-ウドン間にバス路線を開通した。【訳者注】セセット川はラオス南部を流れ、メコン河支流のセドン川に注いでいる。セセット2計画はサラワン・チャムパサック両県にまたがり、1990年代末にノルウェー政府の無償資金援助によって調査が行なわれた。20キロ南方には、スェーデン政府などの支援で1991年にセセット・ダムがすでに完成している。
(英語原文)VOANews.com - Laos Seset 2 Project Is Expected to Be Completed in 2008