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中国本流ダム>漫湾ダム2度目の移転

メコン河開発メールニュース 2006年3月1日

ダムによる立ち退き問題は、代替地が不毛だったり生計手段が大きく変わったりすることで、長期化することがしばしばです。瀾滄江ーメコン河本流ダム第一号の漫湾ダム(中国雲南省)も、いまだに移転住民が翻弄されています。

以下、李育成氏の解説と、メコン・ウォッチの大澤香織の翻訳記事です。


瀾滄江上最初のダム、漫湾ダムによる移転住民は移転政策の不備などから、移転後10年を経ても土地や農業用水、燃料の不足とそれに伴う収入の減少など、苦しい生活を強いられてきました。そのため雲南省政府は、住民生活向上のためにこれらの移転住民をさらに別の場所へ移転させることを約束しました。以下のニュースはその「第二次移転事業」について報じています。

漫湾水力発電所、云県ダム区移転住民第二次移転事業、着実に推進

(新華社ネット雲南チャンネル、2005年12月16日)

漫湾水力発電所、云県移転住民の移転のなかで、198戸757人がおおよそ移転を終えた。

漫湾水力発電所は瀾滄江中流の云県と景東県の境の漫湾鎮に位置しており、瀾滄江水力発電開発の最初の事業であり、また雲南省が1949年の建国以来行った最大の国家重点建設プロジェクトのひとつであり、発電所の全ユニットは1995年から発電を開始した。

記者が臨滄市の委員会から聞いたところでは、雲南省の漫湾水力発電所云県ダム区第二次移転は198戸757人で、うち親戚や友人を頼って移転したものが63戸180人、外の地域に移転したものが135戸577人に登る。外の地域に移転した住民たちは云県暁街郷小羅扎、愛華鎮梅賢、田心、茂蘭鎮馬道子などに移転した。

11月末までに、4つの新たな移転地に引っ越した住民は15戸58人、53戸が家屋の建設を終えて住み始め、23戸が建設中であり、残りの移転事業も徐々に進行中である。

現在のところ、親戚や友人を頼った人々への補償政策も進行中である。

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