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メコン河開発メールニュース 2006年3月19日
過日このメールニュースで、中国がカンボジアに投資したキリロムダムの問題を流しましたが、今回はラオスのナムグム5ダムへの中国の投資についてです。
以下、メコン・ウォッチの大澤香織の翻訳です。
2006年2月28日
ビエンチャン・タイムズ、Soudalath Phonpachith記者)
先週土曜(2006年2月25日)、中国の投資者はラオス政府とナムグム5水力発電所事業開発に合意した。事業はおよそ1億6800万ドル規模だ。
中国のシノハイドロ【訳注】は2004年にラオス政府と事業実施可能性調査についての覚書を結んでいる。投資者は先週末、この事業を正式に開発することを決定した。
事業は60から100メガワットの発電総容量を予定している。また2007年に建設開始、2009年に完成予定だ。
事業の完成後、投資者はラオス電力公社に対して電力を売ることを交渉する予定だ。ナムグム5水力発電所事業はシエンクアン県に位置する。
【訳注】中国水利水電建設集団公司(Sinohydro Corporation Ltd.):中国のダムの70%はこの会社によって建設されているという中国最大の水力発電所建設会社。国内では三峡ダムの他、瀾滄江上では漫湾、大朝山、景洪、小湾、糯扎渡の建設に関わる。メコン流域ではラオスのナムマン3、カンボジアのカムチャイダムの建設等に関わっている。