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カンボジア・NGO法>野党不在の国民議会で法案が強行採決

メコン河開発メールニュース 2015年7月17日

カンボジアで制定が進む「結社およびNGOに関する法(Law on Association and Non-Governmental Organizations : LANGO)」ですが、7月13日、野党救国党がボイコットし不在の中、国民議会で与党カンボジア人民党による強行採決が行われ、可決されました。法案は今後、上院での審議が行われますが、こちらも国民議会と同じく与党が過半数を占めるため、可決される可能が高いと見られています。

法案の問題点およびメコン・ウォッチが6月18日に岸田外務大臣宛に提出した緊急要請書については、こちらをご覧ください。
http://www.mekongwatch.org/resource/documents/rq_20150624.html

以下、現地の住民組織やNGOが署名した、7月14日付共同声明「市民社会は上院にLANGOを否決するよう求める」を和訳でご紹介します。

声明 「市民社会は上院にLANGOを否決するよう求める」

2015年7月14日

私たち、この声明に署名した市民社会グループは、抑圧的かつ不必要な「結社およびNGOに関する法 (LANGO)」がカンボジア人民党による全会一致で昨日、可決されたことを非難します。そして、この法律を否決するよう上院に呼びかけます。昨日の国民議会の臨時会議での議決は、カンボジアの市民社会にとって破壊的な動きであり、政府による民主主義の弱体化および市民の権利と自由を制限する広範なキャンペーンの、主要な一歩であります。

「LANGOの議決では、与党がカンボジアの自由な声を沈黙させた」とLICADHOディレクターのNaly Pilorge氏は述べています。「LANGOを強引に押し進めようとする政府の決定は、すべての市民社会の蹂躙につながり、異議を抑圧し、次の選挙の前に市民を完全な支配下に置こうとする、そのためのツールであるという意図が明らかです。」

カンボジア憲法や国際法、そして市民社会、野党、国民、欧州連合と国連からの厳しい警告を含む国際社会による大規模な非難を、政府は完全に無視してきました。政府は市民社会をターゲットに、政府のやり方に対して出てくる反対意見を弱体化させようと様々な企てを試みていますが、昨日可決された法案はその最新のものでした。国民議会でのLANGOの可決が何を明示しているかというと、政府は何があっても、カンボジア社会の締め付け強化と、正当な異議への抑圧を、止めることがないということです。

「国会議員は国民の声を代表することになっているが、彼らは私たちの声に耳を傾けていない」と青年活動家のMeng Lamey氏は国民議会の議決について語りました。「カンボジアの若者は国のために本当に多くのことができるけれど、それは自由があってこそ可能なのです。政府は、我々がこの法律を望んでいないことを理解すべきです。」

LANGOは、すべての市民団体に登録を義務付けることで、政府を市民社会の門番たらしめ、登録を拒否する者を犯罪者に仕立て上げる、それが草の根から国際的なレベルまで皆が感じた脅威です。LANGOは、すべての国内および国際NGOや国際結社に曖昧かつ厳格な要件を課し、「政治的に中立」であることを強要し、健全な民主主義には不可欠である合法的な唱道や正当な異議を沈黙させることになります。

議決後、Boeung Kak湖活動家Tep Vanny氏は、「土地の権利活動家をみればわかるように、すでに私たちは不利な状況に追い込まれているのです。私たちが持っている一つの力というのは、共に団結し、権利を要求することですが、今、政府はその行為自体も違法にしようとしている。政府が許可しない限り、私たちは、私たちの土地、私たちの森林、あるいは私たちの権利を守るために発言することができなくなるのです。政府は我々が行なうすべてのことをコントロールしようとしているのです」とコメントしました。

LANGOは、市民の権利に対する不必要かつ政治的な動機に基づいた弾圧で、カンボジアの憲法と国際法に違反しています。私たちは上院に対し、この法律がすべてのカンボジア市民の自由、人権、民主主義に与える破壊的な影響を検討し、この法案全体を拒否するよう強く要請します。

署名団体
1. Banteay Srey Community (BS)
2. Boeung Kak Lake Community (BKL)
3. Borei Keila Community (BK)
4. Building and Wood Workers Trade Union Federation of Cambodia (BWTUC)
5. CamASEAN Youth’s Future (CamASEAN)
6. Cambodian Alliance of Trade Unions (CATU)
7. Cambodian Center for Independent Media (CCIM)
8. Cambodian Committee for Women (CAMBOW)
9. Cambodian Domestic Worker Network (CDWN)
10. Cambodian Food and Service Worker Federation (CFSWF)
11. Cambodian Human Rights and Development Association (ADHOC)
12. Cambodia’s Independent Civil Servants Association (CICA)
13. Cambodian Independent Teachers Association (CITA)
14. Cambodian Labour Confederation (CLC)
15. Cambodian League for the Promotion and Defense of Human Rights (LICADHO)
16. Cambodian Tourism and Service Workers Federation (CTSWF)
17. Cambodian Worker Centre for Development (CWCD)
18. Cambodian Youth Network (CYN)
19. Coalition of Cambodian Apparel Workers Domestic Unions (C.CAWDU)
20. Coalition of Cambodian Farmer Community (CCFC)
21. Community Legal Education Centre (CLEC)
22. Community Peace-Building Network (CPN)
23. Equitable Cambodia (EC)
24. Farmers Association for Peace and Development (FAPD)
25. Gender and Development for Cambodia (GADC)
26. Highlander Association (HA)
27. Housing Rights Task Force (HRTF)
28. Independent Democracy of Informal Economy Association (IDEA)
29. Independent Monk Network for Social Justice (IMNSJ)
30. LICADHO Canada (LC)
31. Peace Bridges Organization (PBO)
32. Railway Community
33. Sahmakum Teang Tnaut (STT)
34. Samaki Community
35. Social Dhamma Danna Organization(SDDO)
36. The Cambodian NGO Committee on CEDAW (NGO-CEDAW)
37. Thmor Kol Community (TK)
38. Wat Than Monk Network

 

英語原文は
http://www.licadho-cambodia.org/press/files/388JointPR-CivilSocietyCallsSenateRejectLANGO-English.pdf
(文責・翻訳 メコン・ウォッチ)

 

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