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メコン河開発メールニュース 2004年3月29日
先月以来、メコン河上流の水位が異常な数値を表しているとの報道がタイで相次いでいます。タイ側は中国のダム開発や浚渫が原因の一端と指摘する一方で、中国側は気候変動を持ち出しています。
しかしメコン河上流の貿易や観光を活性化したいという点は一致しているようで、以下のような報道がなされています。
ネーション、Suchat Sritama記者
2004年3月2日
タイのチェンライと中国南部を結ぶ新しい観光ルートが開かれる。これはタイと中国との間で、メコン河を新しい地域の観光地として推進しようと合意したためだ。
メコン河の水位が高くなる6月に新しいリバー・クルーズは、2日間かけてチェンライから中国のチェンムン(Chiang Mung)までを旅行する。
タイの観光局北部事務所のTanyapa Nicrothanon所長は、チェンライは必然的に中国やビルマへ向かう出入り口になる、と言う。
彼女はまた、タイと中国の間で、中国人旅行者をタイに呼び込むための話し合いを持ってきたと付け加えた。
中国からタイに行く旅行者は現在はビザが必要である。
タイ観光局はチェンライを訪れる観光客が今年10パーセント増えることを期待している。
昨年、チェンライには110万人の観光客が訪れ、88億バーツ(約260億円)をもたらした。