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ビルマ開発と人権>イラワジ川ダム開発でも強制立ち退き

メコン河開発メールニュース2007年3月31日

ビルマ東部、タイ国境近くを流れるサルウィン川開発についてお知らせしていますが、国の反対側、インド国境に近いチンドウィン川(イラワジ川の支流)でも、ビルマ軍政がインドの国営水力発電公社(NHPC)と大型ダム建設を計画しています。このダム(タマンティダム)の出力は1200メガワットで、生産される電力の80%はインドに輸出される予定です。

建設地周辺の住民に移転命令が出ましたが、移転先には何も用意されず土地も農業に適さないため、行き場所を失った人の中にはジャングルに隠れた人もいるとのことです。

以下、ミジマ・ニュースの記事を秋元由紀が翻訳しました。

なお背景や現地の写真など詳しい情報は反タマンティダム・キャンペーン委員会のウェブサイトをご覧下さい。


タマンティダム建設のために約380世帯が移住を命じられる

ミジマ・ニュース
2007年3月5日

ビルマ北西部のザガイン管区北部で、チンドウィン川に計画中のタマンティダムの建設が始まるために数百人の住民が移住をせざるを得なくなった。

チンドウィン川流域のタマンティ、ホマリン両町の間にあるレイヴォムジャン村とタゾン村から約380世帯が家を終われ、新しい場所に移住させられていると、自身の家族がレイヴォムジャン村から強制退去となったクキ民族の女性が述べた。
この女性はビルマ国内にいる家族に配慮して匿名でミジマに対し、ビルマ軍が2村の家々の取り壊しを始め、チンドウィン川東岸の「ラウンミン」という新しい村への移動を強要したと話した。

しかしこの新しい村がある土地は不毛で、従来の生活圏から離れた場所にあるため、2村の住民たちは移住を拒否しているという。「ほとんどの人は新しい村への移動を拒否して、ジャングルに隠れている人もいます。畑の納屋にとりあえず泊まっている人もいます。あえて村に残ろうとするはいません」と女性は語った。

ビルマ軍政はインドの国営水力発電公社(NHPC)の協力を受け、「開発事業」と称してチンドウィン川に水力発電ダムを建設している。チンドウィン川はビルマ北部カチン州のフーコン谷に発し、ザガイン管区を通ってイラワジ川に注ぐ。計画されている水力発電ダムは出力が1200メガワット。建設反対の活動家筋によれば、生産される電力の20%が地元、主にビルマ軍政関係者に供給され、80%がインドに輸出されることになっている。

ダム建設に反対しているタマンティダム反対キャンペーン委員会によれば、軍政はダム建設のために周辺住民から約17000エーカー(約6880ヘクタール)の農地を強制収用した。委員会はまた、タマンティダム建設については環境影響評価が一切行われておらず、既存の生物多様性や生態系のバランス、気候などに悪影響を及ぼすだろうと語った。

ニューデリーに拠点を置く同委員会のルルン氏は「ダム建設のために、強制労働や強制移住などの人権侵害が以前より多く起きている」と述べた。また、建設予定地内のクキ民族が住む少なくとも61の村が移住を命じられることになると付け加えた。

ザガイン管区北部にあるチンドウィン川流域は金やヒスイが採れることで知られ、クキ、ナガ、シャンなどの民族が住んでいる。しかしルルン氏は、軍政の「開発事業」のせいで、流域内の住民の多くが新しい居住地を見つけなければならない、
と述べた。

出典:"Over 380 Houses Compelled to Relocate for Tamanthi Dam," Mizzima
News, March 5, 2007

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