メニューを飛ばして本文へ移動。

    English site

[メコン・ウォッチ]

ホーム | お問い合わせ | メールニュース登録 | ご支援のお願い


イベント | メコン河とは? | 活動紹介 | 追跡事業一覧 | 資料・出版物 | ギャラリー | メコン・ウォッチについて

ホーム > 資料・出版物 > メールニュース > ラオス > 社会活動家誘拐>事件から4年、市民社会が問い続ける「ソムバットはどこに?」

ラオス・社会活動家誘拐>事件から4年、市民社会が問い続ける「ソムバットはどこに?」

メコン河開発メールニュース2016年12月15日

4年前の今日、ラオスで農業普及活動や青少年の教育活動などに取り組んできたソムバット・ソムポーン氏が行方不明になりました。家族や友人たちと夕食を楽しんだ後、車を運転して帰宅する途中、警察に車を止められ、何者かに連れ去られる姿を道路沿いの防犯カメラに映されたのを最後に、消息を断ったままです。

昨年、家族が新たな証拠を入手し公開しましたが、その後も当局による調査結果は全く発表されていません。

事件から4年が経ち、数年で担当者が入れ替わる国際機関やNGOのラオス駐在職員の中で、ソムバット氏を直接知っている人は減りつつあり、事件のことを知らない人も増えてきています。一方で、事件の影響は今もラオスの市民社会には根強く残り、市民社会が発言するスペースは萎縮したままです。

以下、ラオス政府に対し、ソムバット氏と他の10名のラオス人の強制失踪事件の調査を求める市民社会からの声明文です。

ラオス:強制失踪から4年、市民社会が問い続ける
「ソムバット・ソムポーンはどこに?」


(2015年12月15日、バンコク発)ラオスの傑出したラオスの市民社会のリーダー、ソムバット・ソムポーン氏が強制失踪に遭ってから4年目を迎えるこの日、私たち、以下に署名をした団体は、ソムバット氏の失踪を今に至るまで適切に調査せずにいるラオス政府を非難します。私たちは、ラオス当局に、ソムバット氏の安否や所在を突き止めるための効果的な調査を行うよう求めます。特に、12か月前に新しい証拠となるビデオが公開された後も、彼の強制失踪に関する調査を再開しないラオス政府の怠慢を非難します。

ソムバット氏は、2012年12月15日の夜、ラオスの首都ビエンチャンの交通量の多い道路沿いの警察の検問所で見かけられたのを最後に姿を消しました。ソムバット氏の誘拐は、検問所近くに設置された防犯カメラに捉えられています。防犯カメラの映像は、警察官がソムバット氏の車を止め、数分後に身元不明の人物たちが彼を他の車に押し込み、走り去るところを映しています。また、何者かが、ソムバット氏の車を運転して街から走り去るところも映されています。

2015年12月、ソムバット氏の家族は、同じ地区の防犯カメラの映像を入手し、公開しました。そのビデオには、何者かが運転するソムバット氏の車が、街に向かって戻ってくるところが映されています。このことから、少なくとも、その車が街に向かって戻る主なルート沿いにある他の防犯カメラの映像を見直すべき状況となったはずでした。

ソムバット氏の家族によって新しい証拠が公開されてから、ラオス当局は、調査に向けて何の行動も起こしていないか、(仮に調査をしていたとしても)何ら新しい所見を公開していません。警察による最後の報告書が発表されたのは、2013年6月8日です。(事件から)4年が経ち、ラオス政府がソムバット氏の強制失踪に対して、本気で効果的な調査をしてこなかったことと、それをしようとする政治的意志が全くないことは明らかです。

また、私たちは、ラオス当局に対し、強制失踪の被害者である他の10人の安否と所在についての情報を提供することも求めます。当局は、2009年11月に、民主化を求めるデモに参加しようとしていたとして、KingkeoとSomchitという2人の女性と、Soubinh、Souane、Sinpasong、Khamsone、Nou、Somkhit、Sourignaという7人の男性を拘束しました。2007年1月には、ルアンナムター県で中国資本の農業プロジェクトを批判したSomphone Khantisoukが、何者かに誘拐され、行方不明になっています。

ラオス政府がソムバット・ソムポーン氏と他の10人の活動に対してこうした行為を行い、彼らの自由を剥奪したことを認めずにいることは、「強制失踪防止条約(ICPPED)」の第2条による強制失踪に相当します。ラオスは2008年9月にICPPEDに署名しているのにも関わらず、まだこの条約を批准していません。ラオス政府は、ただちにICPPEDを批准し、その必要条件を効果的に実施できるよう国内法を採択し、将来、誰も強制失踪に遭うことがないようにすべきです。

ラオス政府が全ての強制失踪事件に対して適切な調査を行わずにいることは、ラオスも締約国となっている「市民的及び政治的権利に関する国際規約(ICCPR)」の2条3項に基づく義務に違反しています。ICCPRは、政府はこの規約で補償されている権利―それには人間の自由と安全に対する権利も含まれる―の侵害に対し「効果的な対策」を講じなくてはならないとしています。

私たちは、ラオス政府に対し、ソムバット氏の強制失踪に関する基本的な事実を否定することを止め、ただちに彼の失踪と、他の全ての強制失踪事件に対して、的確で、公平で、効果的かつ徹底した調査を行うことを要請します。

私たちは、世界中の個人、組織、政府が、この要請に賛同し、ラオス政府に以下の質問に答えるよう要求することをお願いします。「ソムバット・ソムポーン氏はどこに?」

署名131団体(省略)

原文(英語)http://www.sombath.org/en/2016/12/on-fourth-anniversary-of-enforced-disappearance-civil-society-demands-to-know-where-is-sombath-somphone/

(文責・翻訳 メコン・ウォッチ)

 

このページの先頭へ

サイトマップ
特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ
〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F(地図
電話:03-3832-5034 Fax:03-3832-5039 
info@mekongwatch.org
© 2000-2013 Mekong Watch. All rights reserved.