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ミャンマー・ミッソンダムは建設されるのか(1)住民は建設の完全中止を望む

メコン河開発メールニュース2020年11月6日

 

長く軍事政権が続き、2011年に「民政化」したミャンマー。今週末には民政化後、2回目となる総選挙があります。前回総選挙で改選議席の8割を獲得した与党の国民民主連盟(NLD)には、特に少数民族の多い地域で退潮の兆しがあると報道されています。少数民族の居住地域では様々な開発が計画・実施され、政府と軋轢を生んできました。

中国が深く関与するカチン州のミッソンダムについては、軍事政権下であっても、強い反対の声が上がっていました。2011年9月に当時のテインセイン大統領が建設中断を発表して以降、工事が再開されるのか事業自体が中止になるのか、はっきりしない状態のままとなっています。

報道によれば、2018年末以降、ミャンマー政府が建設再開を求める中国の圧力に屈するのではないか、という懸念が広まり、2019年から今年の初めにかけては建設再開に反対し、地域住民やNGOから建設の完全な中止を求める声明の発表やデモなどが何度も起きています。

何より問題なのは、建設中断前の2010年に移転させられた住民が、元の村に戻ることもできず、豊かな土地や資源に支えられていた生活と生計手段を失ったまま、移転先の村で苦しい生活を続けているということです。

以下に、ミッソンダムをめぐるアクターの動きについて、カチン・ニュース・グループの報道をご紹介します

***
(立ち退きにあった)住民、ミッソンダム建設の完全中止を望む
カチン・ニュース・グループ
2020年10月5日

2011年以来建設が中断されているミッソンダムについて、移転させられた村の住民たちは建設が完全に中止され元の土地で生活できるようになることを望んでいる。

建設工事が中断されてから9年が経った9月30日、タンプレ村の元住民50人以上が村に戻り、掃除をしたり茂りすぎた低木を処理したりした。

「2015年の総選挙では、国民民主連盟(NLD)がミッソンダム建設を完全に中止すると思ったのでNLDに投票した」と、自分の土地から立ち退かされたルラは述べた。「今の政府が約束を守らないので、次の政府のことも信じないと思う」

「この地域は私たちにとって重要で…ここは私たちが受け継いだところであり、消えるべきではない」と住民の一人はカチン・ニュース・グループに対して述べた。

ミッソンダムが完成すればこれらの住民の土地は水没する。

ミッソンダム建設のため、政府はタンプレ、アウンジャヤン、ダウンパン、ラーピエカータウン、マリザップ各村の住民をアウンミンタサンピャ村とマリヤン村に移転させた。

ミッソンダムはイラワディ川の源流であるMali 川とN’mai川の合流地点に建設が計画されており、中国電力投資集団公司(CPI)、ビルマ政府の電力省、そしてアジアワールド社とが進める36億ドルの合弁事業である。完成すれば6,000メガワットを発電し、その90パーセントが中国に輸出される。

建設に対する広範な反対を受け、テインセイン政権(当時)は2011年9月30日に建設の中断を決めた。しかし近年、中国が建設再開を強く求めている。

原文:

Villagers Want Myitsone Dam Permanently Stopped
5th October 2020
https://kachinnews.com/2020/10/05/villagers-want-myitsone-dam-permanently-stopped/

(文責 メコン・ウォッチ)

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