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メコン上流開発>4カ国が更なる浚渫に合意

メコン河開発メールニュース 2006年4月13日

英語のメディアでは目にしませんでしたが、中国の新聞が、メコン河上流の商業航行のための4カ国調整委員会について報じていました。これを読むと、場所は特定されていませんが、新たに4箇所の早瀬爆破が計画されています。

以下、メコン・ウォッチの大澤香織の翻訳です。

メコン上流4ヵ国、国際航行のための合意

(2006年3月15日、中国水運報、喬新民、梁洪 記者)

瀾滄江―メコン河航行のための第5回調整委員会が、ラオスのチャムパサック県で開かれた。平和的、友好的かつ繁栄した国際水運を実現するため、中国、ラオス、ビルマ、タイのメコン上流4ヵ国は以下の9項目の実現にむけ努力することに合意した。

会議はラオス交通省運輸局長の主催で、きわめて友好かつ実務的な話し合いを通じて、4ヵ国代表は会議のすべての議題について9項目の合意に達した。

  1. 「メコン河上流航行地図」が6月末までに委員会に提出されること
  2. 4ヵ国共同で制定された「メコン河上流商業航行における費用徴収に関する規制」が承認されたこと
  3. 中国船は8月1日から中華人民共和国海員証の使用が可能となること
  4. メコン河航路上におけるさらなる設備建設を行うこと
  5. メコン河航路内で航行の妨げとなる3ヶ所の浅瀬および1ヶ所の早瀬爆破作業準備を早めること
  6. 安定した資金源を今後も検討することにより、より良いメコン河上流航路の管理を行うこと
  7. 4ヵ国海事局の協力を強化すること
  8. 共同で沿岸の安全と乗員の安全を守ること
  9. 各関連規則が整備された時点で、瀾滄江―メコン河航路における石油製品の運搬事業を進めること

チャムパサック県副知事は会議において上流からチャムパサック県までの瀾滄江―メコン河の6ヵ国を結び、沿岸の繁栄をもたらす黄金水道が早く開通し、平和的かつ友好的な開発に貢献できる日が早く訪れることを願っている、と述べた。

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