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環境ODAが環境破壊?!
タイ・サムットプラカン汚水処理プロジェクト
住民代表とNGOが来日します

2000年11月30日

日本の国際協力銀行と日本政府が最大ドナーのアジア開発銀行が環境ODAとして融資して、タイのサムットプラカン県クロンダン区に建設が進められている汚水処理プロジェクト。このプロジェクトに数千人の現地住民が異を唱えています。理由は、大量の排水によって汽水域漁業に影響が出ること、脆弱な地盤で侵食が激しい土地に建設することの危険性、重金属処理への不安、土地売買にからむ汚職の疑い、などがあります。なにより、こうした不安や疑問を解消するための環境影響調査や住民との話し合いがほとんどなされないまま建設が始まったことに、住民たちは不信感と怒りを感じています。

このたびプロジェクトによって影響が懸念されるクロンダン区の住民代表と、住民たちの活動を側面支援しているバンコクのNGOのスタッフが来日します。このプロジェクトへ資金を出している日本政府、国会議員、一般市民の方々へ、住民の思いや願いを伝えるためです。是非日本のマスメディアの皆さまにも、来日するお二人の声を聞いて頂きたいと思っております。下記の日程の中で計画されている活動を取材して頂くことは歓迎いたしますし、空いている時間に個別の取材にも応じさせて頂きます。ご関心のある方は、メコン・ウォッチ(松本か福田)までお気軽にご連絡下さい。なお、本プロジェクトの問題点などにつきましては、サムットプラカン汚水処理プロジェクトのページをご参照下さい。

【来日する方】

Ms. Darwan Chantarahesdee(ダワン) 42歳

タイのサムットプラカン県クロンダン区の住民で、同県の汚水処理プロジェクトによってマングローブ、沿岸漁業、更に漁業に支えられた数千人の生活が破壊される危惧から、過去2年にわたって住民のリーダー格としてプロジェクトに反対してきた。彼女自身、地元で食堂を経営して地域の自然資源によって生計を維持している。

Ms. Luntharimar Longcharoen (ティッティ) 31歳

メコン河流域の自然環境や地域社会に関する問題に取り組むタイのNGOであるTERRA(Towards Ecological Recovery and Regional Alliance)のスタッフ。現在サムットプラカン県汚水処理プロジェクト問題を担当し、建設地であるクロンダンの地域住民の動きを支援している。

【日程】

12月3日(日) 10時〜17時国際シンポジウム(早稲田大学国際会議場)

12月4日(月)
8時半〜9時半国際協力銀行前で抗議行動(地下鉄竹橋駅下車すぐ)
13時半〜国会議員・外務省・大蔵省と会合(参議院議員会館)

12月6日(水) 14時〜国際協力銀行と会合(国際協力銀行)

12月7日(木) 関西へ移動、夜大阪で報告会(APECモニターNGOネットワーク)

12月8日(金) 福岡へ移動、夜福岡で報告会(アクロス福岡)

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