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タイ・ムン川(メコン河支流)における住民主体の生態系配慮型治水確立に向けた情報発信・政策提言


ムン川のイメージ


会議風景


フィールド調査












 

■地域
東北タイ(スリン県、シーサケット県、ロイエット県)

■実施期間
2021年4月~2024年3月(予定)

■プロジェクトの概要

メコン河の重要な支流であるタイのムン川では、環境配慮の不十分な過去の開発の影響で、豊かだった生態系の劣化が著しい状況です。そこに加えて近年は気候変動の影響も加わり、地域の人たちは、生業に利用してきた自然資源の劣化や旱魃と洪水に悩まされています。 新型コロナウィルス感染拡大の影響により、都市部より村に人びとが戻り、現金収入がなくとも手に入れることができる自然資源の再評価が起きる一方、村落レベルでの灌漑事業だけでなく、経済発展を目指した新たな大規模開発、特に複数の河川を横断的につなぐような巨大な導水計画も持ち上がっています。メコン河の本流では、上流の中国だけでなく、ラオス国内でのダム開発が続いています。

ここで、水管理政策に関する議論に住民の意見がより強く反映された生態系に配慮した治水への機運が高まることを目指し、地域の自然資源利用や住民の意見を映像化し、タイで使用率の高いFacebookなどソーシャルメディアを利用して拡散、世論喚起を活動を2021年より始めました。

この活動では、国際河川メコンの生態系にとっても重要な氾濫原が広範囲に広がる、タイ東北部スリン、シーサケット、ロイエットの3県のムン川中流域に位置する村落において (1)地域の地理・生態系・川に関する文化・生業(経済)の重要性とその相互関連性を参加型調査で明らかとし、(2)それぞれの内容について映像を作成、(3)ソーシャルメディアで発信、(4)大学の研究者等との協力したセミナー/オンラインセミナーを開催、他地域の住民グループとも交流していきます。また、開発援助でタイに大規模導水事業を紹介した日本の現状を伝えるため、(5)熊本県でのダム撤去の実現に至った状況と撤去後の環境変化、気候変動下での洪水対策をめぐる議論を日本側で、同様に文書や映像にまとめ、タイ側で利用できる資料として提供する予定です。

(地球環境基金助成事業)

 

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